農薬混用表の見方・使い方完全ガイド

📅 2026-04-01|農薬混用チェッカー編集部

農薬混用表とは何か

農薬混用表とは、複数の農薬を同じタンクに混ぜて散布する際に、組み合わせが安全かどうかを一覧で確認できる表のことです。農薬メーカーが膨大な試験を重ねて作成しており、現場での安全な農薬管理に欠かせない資料です。

農薬を混用することで、1回の散布で複数の病害虫・雑草を同時に防除できるため、作業の効率化や散布回数の削減につながります。ただし、農薬の組み合わせによっては薬害が発生したり、効果が低下したりする場合があるため、必ず混用可否を確認してから使用する必要があります。

記号の意味を正しく理解する

農薬混用表には、組み合わせの結果を示す記号が使われています。各記号の意味を正確に把握することが、安全な農薬管理の第一歩です。

  • ●(黒丸):混用して問題なかった。同一タンクでの混用が確認されています。
  • ◎(二重丸):使用直前に混用すれば問題なかった。時間をおかずにすぐ散布する場合に限り混用可能です。
  • ○(白丸):攪拌(かくはん)すれば問題なかった。混合後によく混ぜることで使用できます。
  • △(三角):混用できない(物理性・効力低下などの点で問題あり)。薬効が落ちるか、沈殿・分離などが起きる可能性があります。
  • ▲(黒三角):混用できない(薬害の点で問題あり)。作物に薬害が発生する危険性があります。
  • ×(バツ):混用できない。明確に使用禁止です。
  • ー(長音符):混用の意味がない、または混用の機会がない。
  • 空欄:表記するに足りる知見や経験が乏しい。メーカーが確認していないため、使用を避けることが推奨されます。

混用チェッカーの正しい使い方

農薬混用チェッカーでは、作物を選択してから使用する農薬を複数選ぶだけで、組み合わせごとの混用可否を一覧で確認できます。

  1. 画面上部のタブから栽培している作物を選択する
  2. 今回散布したい農薬を2種類以上チェックする
  3. 「混用チェック」ボタンを押す
  4. 表示された結果で、×や▲の組み合わせがないか確認する

特に×や▲が含まれる場合は、その農薬の組み合わせを避けて散布計画を立て直す必要があります。

混用する際の注意点

混用可能と確認できた場合でも、以下の点に気をつけましょう。

混用する順番に注意する:一般的に、水和剤(WP・DF)→ フロアブル剤(FL・SC)→ 乳剤(EC)の順に溶かすと均一に混ざりやすいとされています。

少量で試してから使う:初めての組み合わせは、少量の水で混合してみて、沈殿・凝集・変色などが起きないかを確認してから大量に調製するようにしましょう。

気温と湿度を考慮する:高温・多湿の条件では、通常は問題ない組み合わせでも薬害リスクが高まることがあります。散布は朝夕の涼しい時間帯を選ぶことが推奨されます。

混合後は速やかに散布する:農薬を混合したタンク液は、時間が経つほど分離や変質のリスクが上がります。調製後はできるだけ早く散布し、余った場合は適切に処理してください。

わからない時は専門家に相談する

農薬の混用に迷った場合は、JA(農業協同組合)の営農指導員や農薬メーカーの相談窓口に問い合わせるのが確実です。特に新しい農薬を初めて使う際や、空欄の組み合わせを使用したい場合には、専門家の助言を求めることを強くお勧めします。

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