いちごのうどんこ病対策|効果的な農薬と防除タイミング
いちごのうどんこ病とは
うどんこ病はいちご栽培で最も問題になる病害のひとつです。葉・花・果実の表面に白い粉状のカビ(菌糸と胞子)が広がり、果実の品質を著しく低下させます。一度まん延すると短期間で圃場全体に広がるため、発生前からの予防的防除が基本です。
発生しやすい条件は気温20〜25℃・乾燥気味の環境で、ハウス栽培では換気不足が多発の原因になります。収穫期間が長いいちごでは、シーズンを通じて継続的な防除管理が必要です。
効果的な農薬と選び方
予防剤(発病前〜発病初期)
発病前から予防的に散布することで感染を防ぎます。
- フルピカフロアブル:いちごのうどんこ病に高い予防効果。収穫3日前まで使用可能。
- スコア顆粒水和剤:DMI系殺菌剤。予防・治療の両効果あり。
- カリグリーン溶液:炭酸水素カリウムが主成分の低毒性剤。有機農業にも使用可能。
- サンクリスタル乳剤:食品由来成分で安全性が高い。収穫当日まで使用可能。
治療剤(発病後の早期対応)
発病を確認したら速やかに治療効果のある薬剤を使用します。
- ベルクートフロアブル:発病初期からの治療効果が高い。
- アフェットフロアブル:新系統の殺菌成分で耐性菌にも有効。
- シグナムWDG:うどんこ病・灰色かび病に同時対応できる混合剤。
ローテーション散布が重要な理由
いちごのうどんこ病菌は薬剤耐性がつきやすい病原菌として知られています。同じ農薬を繰り返し使うと、耐性菌が増えて防除効果が著しく低下します。
対策として、作用機序(FRAC分類)の異なる薬剤を3〜4剤ローテーションで使用してください。例えば「フルピカ→ベルクート→アフェット→カリグリーン」のように系統を変えながら散布します。
散布タイミングのポイント
- 定植後から予防散布を開始(発病を待たない)
- 開花期は薬剤が花に付着しないよう早朝か夕方に散布
- 収穫前日数(PHI)を必ずラベルで確認する
- 雨天や曇天が続く前後は集中して散布する
✅ ポイント
農薬混用チェッカーの散布記録機能を使って使用した薬剤を記録しておくと、ローテーション管理がしやすくなります。
農薬混用チェッカーの散布記録機能を使って使用した薬剤を記録しておくと、ローテーション管理がしやすくなります。
農薬の組み合わせを今すぐ確認できます
🔍 混用チェッカーを使う(無料)