かぼちゃ農薬の選び方|うどんこ病・べと病・アブラムシの防除方法

📅 2026-05-12|農薬混用チェッカー編集部

かぼちゃ農薬管理のポイント

かぼちゃ(ウリ科)は比較的丈夫な作物ですが、うどんこ病が最重要病害として毎作問題になります。また、アブラムシ類が媒介するモザイク病(ウイルス病)は一度感染すると農薬で治療できないため、アブラムシの早期防除が非常に重要です。

露地栽培では梅雨明け後の高温乾燥期にうどんこ病・ハダニが急増します。2026年は「かぼちゃ 農薬」の検索数が前年比+900%と急増しており、全国的に病害虫の発生が多い傾向があります。

主要な病害と対策農薬

うどんこ病(最重要病害)

葉の表面に白い粉状のカビが広がる病害で、かぼちゃで最も多く発生します。光合成を妨げて果実の肥大を阻害し、ひどい場合は株全体が枯死します。気温20〜30℃・乾燥条件で発生しやすく、梅雨明けから秋にかけて要注意です。

  • カリグリーン溶液:炭酸水素カリウム系。低毒性で有機農業にも使用可能。
  • モレスタン水和剤:キノキサリン系。予防・治療の両効果あり。
  • トリフミン水和剤:DMI系。浸透移行性があり予防・治療に有効。
  • アミスター20フロアブル:ストロビルリン系。広範囲の病害に効果あり。

べと病

葉に黄緑色の病斑が生じ、葉裏に灰色のカビが現れます。多雨・多湿条件で発生します。ランマンフロアブル、ダコニール1000フロアブルなどが有効です。

疫病

茎の地際部・根が侵され、急速に枯死する危険な病害です。過湿条件で発生しやすく、排水管理が最重要の予防策です。リドミルゴールドMZ水和剤などが使用されます。

主要な害虫と対策農薬

アブラムシ類(ウリアブラムシ等)

かぼちゃで最も注意が必要な害虫です。直接の吸汁被害に加え、モザイク病(ウイルス病)を媒介します。モザイク病は農薬で治せないため、アブラムシを早期に防除することが唯一の予防策です。

  • モスピラン顆粒水溶剤:ネオニコチノイド系。速効性が高い。
  • コルト顆粒水和剤:ピリフルキナゾン系。アブラムシへの選択性が高い。

ハダニ類

高温乾燥期に多発し、葉がカスリ状に白化します。コロマイト水和剤、カネマイトフロアブルなどをローテーション使用します。

ウリハムシ

葉・果実を食害するオレンジ色の甲虫です。定植後の幼苗期に特に被害が大きく、スタークル顆粒水溶剤などで防除します。

農薬使用時の注意点

かぼちゃはミツバチ等の送粉昆虫による受粉が必要な作物です。開花期には農薬散布のタイミングに十分注意し、ミツバチに影響の少ない薬剤を選ぶか、朝の受粉終了後(午後以降)に散布してください。

農薬混用チェッカーで混用の安全性を確認しながら、複数の病害虫を同時防除するローテーション計画を立てることをおすすめします。

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